びーの独り言

どこいくの?どっか。

廃線紀行―もうひとつの鉄道旅

 大泉学園でまとめ買いした中の一冊。中央公論新社。硬い本の中に混ざっていた。
 私より10歳年上の女性が廃線跡を歩き、文章を書いている。1件は3ページの読み切り。必ず1枚の写真と廃線跡の地図が掲載されている。後で知ったが、読売新聞夕刊に連載してたとのこと。女性が廃線跡を歩くというのが珍しく、しかもすごくマイナーな路線までカバーしている。文章は女性らしいやわらかさと軽さをまとい、一般人に廃線跡歩きの楽しさを伝えてる。特に写真の表現力は絶大で一発で興味をかきられる。そして全部カラーなのが素晴らしい。地図がついてるのはマニアにとってありがたい。
 一般人からマニアまで楽しめる良書。思わず廃線跡を歩きたくなる。