アホ本部長は毎月1回全員を集めてネタを披露する。毎回ツッコミどころ満載で悶絶する。時給2500円の従業員を200人拘束するだけの価値のある内容だとは思えない。いっそ文書化して全員に配れよ。そっちの方が時間も無駄にならず効率的だ。大事なことは文書で回すだろ？それから内容にオチがない。で？というのが多い。間接的に伝えて責任を回避しようとしてるのか？また人にやれと言っといて自分は実践しない。論理的に説明せよと言う割には論理的ではない。おかしいことだらけ。これは間違い探しなのか？話の最後にザビ残やパワハラはダメだと言ってたが、一番推進してる奴が何を言ってるのか。会場の200人が総つっこみしてる吹き出しが頭上に見えた。
Sさんに呼ばれて週明けの四国出張の話をした。常務にうちらが何もやっていないと言われている問題を相談に行くので、私の出る幕はなさそうだったし、準備もまったくしてなかった。Sさんから戦略を聞かされた。相変わらず対処療法的な感じだった。でも、それが正解なのかもしれない。私はSさんに言った。｢四国は常務からうちらと一緒にやれと言われて迷惑してますよ。四国が欲しいのは言うことを聞く測定要員。うちらがやりたいのは新しい測定。まったく立場が違うのだから、マッチするわけがない。四国には実機があり測定装置もある。うちには実機も測定装置もない。四国が解決できない問題をうちらが解決できるわけがない。四国はうちらがサンプルを送れと言ってるのもイヤがっていますよ。送ったってバックが返ってこないんだから。うちらができるのは四国の邪魔をしないこと。うちらが常務から何もやってないと思われてるなら、私が一週間くらい行ってもいいですよ。そんなんで何かが変わるとは思わないけど、慰めにはなりますよ。私から言わせればそんなんはただの甘えですけどね。｣。最近に何を言ってもSさんに響いている感じがしなかったが、珍しくSさんは暗い顔をしていた。何か引っかかるものがあったのだろうか？何かを隠しているのかもしれない。
こんなこと初めてだが、Tさんからお茶を誘われた。今朝のアホ本部長の話だろうかと思ったら、やっぱりそうだった。Tさんは私と違い冷静だが、それでも批判が止まらない感じだった。直接話はなかったけど、アホ本部長に呼び出されて何か言われたのかもしれない。
夜はやっさんと飲みに行った。その前に2人がお世話になった尼崎のTさんに電話をかけた。噂でTさんはリストラされたと聞いていたからだ。Yさんのときはリストラされて当然だと思ったが、Tさんがリストラされたとはまったく信じられなかった。普通の人がリストラされるのか？そんなことあるのか？真偽を確かめたかった。久しぶりのTさんは相変わらず元気そうだった。今は職業訓練学校に通ってて、辞めてせいせいしてると言った。ただ会社側に言われたかどうかは教えてくれなかった。でも、そういうことなんだろう。この電話を切ると次話すのはいつになるのだろうかと思った。
