びーの独り言

どこいくの?どっか。

2015/03/13(金)「血液」

 朝忘れないうちに速攻で隣のSさんにお返しを渡した。少し驚いていたように見えた。驚いたのはこっちなんだがw。うちのTさんとKさんにも渡した。これで仕事が円滑に進むなら、奮発しても全然OKかと。Tさんには居酒屋1回無料でもよかったかw。
 午後からいつもの順天堂浦安病院に行った。今の先生になってから何にも言われなくなったから気は楽だった。それに今回は調整はうまくいっていた。すると順番待ちのモニターの先生の名前がずっと違っていた。午前中の先生が長引いているのかと思った。待合室がクソ暑かったので、時間を潰してから戻ると、まだ先生の名前が変わってないどころか、もうすぐ私の番だった。診察室の中からは女性の声が聞こえてきたので、モニターの表示間違いだと思った。
 私の番が来て診察室の中に入ると、私の知らない女医さんがいた。少し年配のように見えた。また担当が変わったのか?これで4人目だ。ちょっと変わりすぎではないか?また中性脂肪のこと言われたらヤダなあと身構えた。
 「病気のことどういうふうに聞いてますか?」「骨髄が繊維化すると聞いてます」「この病気はご自身でできることはありません。」「・・・」「脾臓が少し大きくなってるみたいなので触診します。」。えっ、そんなこと聞いてないぞ!CTを撮った前の前の先生の顔が思い浮かんだ。ベッドに寝転がり、腹を出して、触診された。特に痛くもなかった。大体どこが脾臓なのかもわからなかった。
 過去からのグラフを見せられて言われた。「赤血球が減ってます。7になると輸血が必要です。今が8.8でこの1年で1減ってます。」。震えた。簡単にあと2年ということがわかった。にわか信じられなかった。信じたくなかった。理屈でわかっても感情はとても受け入れることができなかった。会社辞めて好きなことした方がいいか?自分で死んだ方がいいか?嫌がおうにも死と現実に向き合わなければいけなかった。
 最近気になってることを私は聞いた。「これは急にガクンとなるのか、じわじわと来るのか、どちらでしょうか?」「じわじわです。」。それは辛い、辛すぎる。なぶり殺しか。死ぬならポックリ逝きたい。それが一番合理的で私も周りも幸せなのだ。
 後は「遺伝子を調べるために研究用に血液を提供して欲しい」とか「なんかの項目も調べるので1万円かかる」とか、まるで患者のことは考えずに病院の利益を優先してるみたいにしか聞こえなかった。実験台と金づるか?今まで言われたことないのに、どうして先生が変わるとコロコロ言うことまで変わるのだろうか?虎ノ門の先生は一言「調子が悪かったら俺が治してやるから」だったのに。確かに病状の進み具合によって検査項目が変わったり、告知のタイミングがあるのかもしれないが、医者のスタンスだけで精神的な安定が左右されるのはホント迷惑なことだと思った。
 結局恐れていた中性脂肪のことなんてまったく話題にならなかったし、話題になったところでどうでもよかった。さんざん恐怖心を煽られただけだった。それがよかったのか悪かったのかわからないが、これから先の残り少ない時間をどうするか、マジでちゃんと考える必要があるだろう。そう考えれば、もう少しいろいろ聞いておけばよかったなあ。
 耳鼻科に行ったが、もはや鼻の調子などどうでもよかった。一人でカラオケ。歌詞の意味がまるで違って聞こえた。
 稲毛海岸で降りて、バスで稲毛駅へ。先週行った「いさ美寿し」は満員で、暖簾が店の中に引っ込んでた。人気なんだなあ。
 バスで寮に戻り「百萬石」。飲まないとやってられなかった。節制する意味も見いだせなかった。すっかり酔っぱらってバタンキュー。