びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/01/02(木)祝「旅行6」

 起きたのは7時半。予定は決まっていなかった。以前なら昼間に札幌にむかったのだが、それが面白いとは思わなくなっていた。また夜に急行「はまなす」を使うのもしんどいなと。要は先に進むのがめんどくさく。9時半に宿を出発し、1人と一緒に七重浜駅まで歩いた。軽く吹雪いていて、歩道の雪は新品だった。七重浜駅で函館の「東横イン」をキープした。今日も函館でゆっくりすることにした。
 その人と一緒に函館に移動し「ラッキーピエロ」に行った。昨日の今日なのでカレーライスにした。とてもうまくて驚いた。すると新しい人もやってきた。外は吹雪いてたので、ずっと店でうだうだした。11時に店を出て、その人と一緒に市電に乗った。その人は湯の川の植物園に行くようだった。私は「函館奉行所に行きます。後で植物園と温泉に行きます」と言った。その人は「すれ違うかもしれませんね」と言った。そして、別れの挨拶をして独り五稜郭で降りた。
 昨日は五稜郭タワーだったが、今日は函館奉行所に行った。元々五稜郭は函館奉行所を囲んでいた。函館奉行所は幕末から明治にかけて7年だけ存在した。そして数年前に再現された。吹雪の中を頑張って函館奉行所にたどりついた。再現物はあっさりとしたものが多いが、ここもまた速効で終わった。
 市電の終点の湯の川に移動し、吹雪の中を歩いて熱帯植物園に行った。熱帯植物園のことは知らなかった。宿で見てた雑誌には、猿山があるとのこと。この真冬に野外に猿がいるのか?植物園に入ると放送が聞こえた。「この植物園の一番の見所は猿です」、なんじゃそれ?入り口正面には温室があったが、それよりも左には猿山があった。見下ろすと温泉にたくさんの猿が浸かっていた。なんだこれは?確かに面白い。猿が温泉に浸かってるシーンはテレビでは見たことがあるが、実際見たのは初めてだ。気持ち良さそうでもあり、寒くて大変なような?すると、その人が温室から出てきた。あっけない再会だった。しばし二人で猿を見た後、その人は「この後の予定は、五稜郭に行ってから、はこだてビールで飲んでると思います」「それじゃまた会えますね。17時かな?」。二度目の別れは一度目と違って軽かった。因みに温室の中を回ったけど、一瞬だった。
 湯の川電停からの歩きでは温泉がなかったので、一つ手前の湯の川温泉電停を目指した。猛烈に吹雪いて函館山よりひどいと思った。大きなホテルがある中を歩くと、ホテル併設の「かもめ湯」を見つけた。熱めのお湯が冷えた身体に染み込んで、本当に気持ちよかった。ずっと浸かっていたかった。
 函館駅に戻り「東横イン」にチェックインしたのは15時半だった。寒いのに頑張って摩周丸を見に行ったら閉まっていた。17時「はこだてビール」。独りでビールを飲んでいたら、18時過ぎにその人は現れた。その人はすぐに青森に行かなければならなかったので、函館駅まで見送った。三度目のお別れ。こういうことは普段しないのだが、連絡先を聞いておいた。見送りの後、「津々井軒」で塩ラーメンを食べた。飛び込みのわりにとてもうまかった。