びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/10/04(金)「限界」

 朝起きて思い浮かんだことは、まとめ資料のA3で3枚の縛りをなくすことと締め切りの延長だけだった。こんなんしか思いつかないとは、完全に追い詰められたな。一晩経っても強烈な違和感は拭えなかった。なんでも理由を説明できなきゃいけないのはわかったが、そんなことしてたらいくら時間があっても足りない。もし、それで早くやれと言われたら、余裕で拒否するレベルだ。開発の所長がこれじゃ先が思いやられる。芯の強さは感じるが、わくわく感がまったくない。話の筋が通るところに新規案件があると思っているのか?新しい挑戦をサポートせず、言い訳ばかり考えたいなら、部下が不幸になるからマジで降りて欲しい。
 午後にHさんに昨日の出来事を話して、締め切りを延期する旨を伝えた。いつできるかなんて全然わからなかった。それから、少しでも前に進ませようと昨日言われたライバルの特許を調べた。最初に調べた会社では軽く400件引っかかった。向こうは先行してて、いっぱい人もかけてて、読むのもイヤになるくらい特許を出してる。どうやってこれに勝てばいいんだ?次の会社を調べると、最近になって知ってるのと違う特許がボコボコ出ていた。ダメだ。基本的なチェックすらできてない。もういろいろと崩壊している。まるでJR北海道のようだ。
 夜に再びHさんと話した。「所長が変わって、正直ベースになったのはいいが、圧倒的に力が足りてない。このままだと進捗に遅れが生じて、確実に迷惑をかける。」と伝えた。自然と涙が出てきた。こらえるのに必死だった。誰もわからない分野を一人でやって、いろんなものと戦ってなんとかここまできた。少なくとも将軍様は認めてくれていた。恫喝され罵倒されて腹の立つことはたくさんあったが、このテーマを続けようと一緒に考えてくれていた。しかし、正直ベースでやられては瞬殺だった。「君はこの1年何の成果を上げて来たのか?」、そこまで言われたことに衝撃を受けた。結局上司にすら理解してもらっていなかった。この先どうやって投資を引き出したらいいのだ?元からうまく説明できる会話スキルはない。地道に実験しようとしたら金がかかるからと止められた。完全に手詰まりだ。すべてをうまくこなそうとして、すべてが中途半端になった。勝ち筋がまったく見えない。希望も持てない。最後にHさんに言った。「人のことを言っても仕方ないが、隣で明らかにダメなテーマをやってる奴らがいる。あいつらと比べたらよっぽど価値のあることをやってると思っている。一体人員配置をどう考えているのか?二三人つけてくれたっていいのではないか?この会社は開発をどう進めるつもりなのか?どんなビジョンを描き、どこを目指そうとしているのか?」。もう一度月曜日に話し合うことになった。でも、気持ちは変わらないだろう。
 久々に「さとう」でつけ麺を食べた。特盛を食べると太るとわかっていたが、それでも特盛にした。ブログを打ってたら、また涙が出てきた。涙をこらえながらつけめんを食べるとは思わなかった。すぐに腹が一杯になって、たくさん余った。もし成果を挙げるなら、前よりも食が細くなったくらいかと思った。