びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/08/15(木)年休「旅行6」

 朝から茅ヶ崎のおじさんと話しこんだ。2人で9時にユースを後にし、宇和島城に行った。宇和島城は現存する12の天守閣の一つで、街の真ん中の山の上に建っていた。炎天下の中、急な石段を上がると、広場になっていて、そこには3層の小さな城。江戸時代に作られた特徴で、中はいたってシンプル。障子があるのが珍しい。暑くても風が吹き抜けて気持ちよかった。天守閣からの眺めはとても素晴らしく、宇和島が山に囲まれた入江であることがよくわかった。おじさんと駅まで歩いて、電車の待ち時間に近くのお好み焼き屋で一杯飲んだ。握手をして、また機会があれば、と言って別れた。出会いがあれば別れもある。こんなに話が多彩な人と出会えるなんて、世の中はとても広い。人を変えるのは人である。この出会いはとても印象深くて、一生の思い出となるだろう。
 昼食は「かどや」で伊達御膳を頼んだ。鯛めしの他にさつまとふくめんなど郷土料理が満載。いつも鯛めしでお腹いっぱいになっていたので、他の料理が食べられるのが嬉しかった。まずさつまを食べた。ごはんの上に焼き魚をほぐした身と味噌がのっていた。一口食べて衝撃が走った。旨すぎる。優しい麦味噌にみかんの皮のさわやかさ。ごはんとこんなに合うとは!次にふくめんを食べた。ふくめんは糸状にしたこんにゃくにそぼろとみかんの皮を絡めたもので、これもみかんのさわやかが突き抜けた。とにかく食べるものすべてが感動。宇和島マジでヤバすぎる!
 再び城山に戻り「城山郷土館」に行った。城関係の展示を期待したのだが、昔の生活用品や農機具の展示だった。ただ、城に関する本が複数置いてあり、思わず30分くらい読んでしまった。これから城にはまりそうな予感が?
 「伊達博物館」に行った。宇和島伊達家は伊達政宗の長男が庶子だったために分家したのが始まり。有名なの人物は、明治維新のときに四賢侯と言われた伊達宗城。今回は宗城の先代の宗紀の特集をしていた。宗紀は100歳まで生きて、書道家としても名を馳せたらしい。
 「歴史資料館」では明治の挿し絵作家である高畠華宵を特集していた。この人のことは知らなかったが、絵柄は見覚えがあるような。もしかして漫画の創成期の有名な人かもしれない。
 あとは多賀神社と和霊神社に行ったが、自社仏閣にはあまり興味がないのでほとんど素通りだった。
 17時「ほづみ亭」。ここは太田和彦氏セレクション。実は昨日満員で入れなかったが、カウンタートークを大切にしてるらしかった。でも、大将はムスッとして忙しそうだった。同じカウンターに禿げたおやじさんが2人いて、その2人とものすごい盛り上がった。とにかく話し好きでよく飲む2人だった。生大3杯で撃沈されて、途中で帰った。そして、駅で吐いた。
 21時前に「宇和島ユースホステル」に帰った。連泊だった。同室の神戸の人と話していたら、その人が風呂に入っている間に座りながら寝てしまった。そのままベッドへ。