びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/05/05(木)祝「旅行7」

 和歌山市―岸和田―堺―浜寺公園・・・浜寺駅前――天王寺駅前―住吉公園―住吉―恵美須町天下茶屋―なんば―本町―学研奈良登美ヶ丘―新石切―生駒―王寺―西田原本―平端―天理―平端―橿原神宮前―尺土―御所―尺土―古市―河内長野―道明寺―柏原―道明寺―阿部野橋―なんば―鶴橋―尼崎―梅田―西宮北口
 阪堺線は大阪の路面電車である。3系統あり、浜寺駅前から天王寺または恵美須町天王寺から住吉公園、途中住吉で十字にクロスしている。1回乗車は200円。乗り放題切符は600円。さすが大阪というか道路との併用区間は造りがずさん。他の町の路面電車は車が線路内に入らなくてもいいようになっているが、大阪では、車道が狭かったり路駐があったりして、線路内に入らざるえなくて。別に敷地に入ったらダメというわけではないのだが、なんとかならなかったのか。歩行者もその辺を横切りまくり。さすがラテン大阪。ネイティブの訛りもきつくて、北摂からしたら外国みたいなもんだ。昭和一桁生まれの車両が現役だった。色々と改良はされてるだろうけど、基本的な車両の仕組みは今でも通用するんだろうな。
 地下鉄の中央線は長田の先で近鉄けいはんな線となり、生駒を越えて学研奈良登美ヶ丘を結んでいる。生駒越えは大阪と奈良を結ぶ最短でルートであり交通の難所である。今まではけいはんな線よりも少し南にある近鉄奈良線のトンネルが使われてきた。けいはんな線の方もまたトンネルで生駒の山を抜けている。こちらは10年くらい前にできた。従来の生駒越えでは線路は徐々に高度を上げながらトンネルに向かった。その様子はこれから難所に立ち向かうんだという雰囲気を存分に醸し出していた。今回、新しいトンネルがどのように生駒を越えるのか楽しみにしてた。が、うっかり眠ってしまい気がついたら終点だった。で、大阪側入り口の新石切まで戻った。ん?この駅、見覚えがあるぞ。滋賀のときに出張で来たことがある。すっかり忘れてた。てへ。仕切り直したトンネルだったが、勾配の盛り上がりもなくあっさり終わってしまった。
 近鉄生駒駅からは近鉄生駒線が出ている。生駒山地に沿って生駒と王寺の南北を結んでいる。乗ってみてもピンと来るものはなかった。終点王寺で近鉄田原本線に接続していた。生駒線の駅の改札を抜けると、一直線上に近鉄田原本線新王寺駅があった。線路は一旦途切れており、どうして結んでしまわないのかが不思議だった。近鉄両線の横にはJR王寺駅が平行していた。王寺駅奈良県のJRでもっとも乗降客が多いそうだ。奈良駅より多いのか・・・。田原本線新王寺駅から東に進み西田原本駅近鉄橿原線田原本駅と接続している。王寺駅と同じく田原本駅でも徒歩連絡だ。田原本線は他の線と違い、単線がぐねぐねしており、ローカル線のムードがあった。ここだけスルッとKANSAIの適用外だった。
 近鉄天理線近鉄橿原線の平端駅からわずかに分岐し天理を結んでいる。天理へは京都駅から近鉄特急が走っている。天理という町に行くのは初めてだった。天理駅のホームは頭端式の広いターミナルになっていた。おそらくお祭りの際に賑わうのだろう。改札を出るときれいで広い駅前に出た。遠くの建物に看板があり、「ようこそ、おかえり」と書かれていた。振り返ると駅の2FはJRであり、近鉄とは直角に交わっていた。近鉄の駅に戻ると、天理教の解説があり、修行で掃除をすると書かれていた。駅も掃除されていたかもしれない。
 近鉄御所線南大阪線尺土から分岐し御所駅を結んでいる。特になにもなし。
 近鉄長野線南大阪線古市から分岐し河内長野で南海高野線と接続している。阿部野橋からの直通特急も設定されている。途中富田林にさしかかったときに巨大な白い塔が見えた。PLの塔だ。フォルムは斬新でとてもよく目立った。富田林の人は大変だと思った。どこからでもあの建造物が目に入り、そのたびにPLのことが頭に浮かびそうだ。人類は強さや信仰の象徴として塔を建ててきた。東京タワーだって、建設中のスカイツリーだって、本来の目的は電波塔であるが、ランドマーク的な何かに魅了される。富田林には住みたくないなと思った。
 近鉄道明寺線南大阪線道明寺から柏原でJRと接続している。わずか間に一つしか駅がなく、2両編成が行ったり来たりしている。ここもスルッとKANSAIは使えない。短い路線だけど、豪快に大和川を渡っていた。
 上野に電話して梅田で飲んだ。M2のときに行った白浜から徳島のドライブ旅行と就職2年目に行った四国九州ドライブ旅行の話しになった。今思えば、行っててよかったなあ、と思う。またまた西北のネカフェ。