びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/04/10(日)「避難3」

 乗り鉄の朝は早い。0400起床。寝不足は辛い。出れば何ともないんだけど、だんだん辛くなってきたなあ。奈良―(関西本線)―王寺―(桜井線)―奈良―加茂―伊賀上野―上野市―伊賀神戸伊賀上野―亀山―名古屋―豊橋新所原―浜松―熱海―東京―千葉みなと。
 昨日から奈良周辺のJRがややこしいと思っていた。奈良から王寺を経由して難波に至る関西本線があるが、これとは別に奈良から桜井、高田を経由して王寺に至る系統がある。これは南の方をぐるっと回って戻ってくるので、まるで武蔵野線丸ノ内線のようだ。近畿の最後のJR区間になったのはこのぐるっと回っている高田から奈良の桜井線であった。全く面白くなかった。奈良の景色は平凡すぎる。どこを見ても田んぼと一戸建て。あまりに平坦だから驚いたくらい。そもそも奈良って平坦な土地って意味だもんなあ。それにこの辺りのJRはぱっとしない。やっぱり近鉄が強いのだ。
 関西本線は3回目くらい。加茂から先が非電化でおよそ本線らしくないローカルっぷり。2両の気動車が川に沿った崖っぷちを走っていった。私が一番好きなパターン。さらに所々桜が満開でとてもきれいだった。
 伊賀上野で降りた。伊賀上野と言えばDさんを思い出す。今後もずっと思い出すんだろうな。こんなひなびた駅に伊賀鉄道が接続している。伊賀鉄道伊賀上野近鉄伊賀神戸を結んでいる。元々近鉄だったが、最近第三セクターになった。状況からローカル線なのは明らかであり、かなり期待していた。2両の車両が静かに入線してきた。忍者の目をラッピングした車両が来ると思っていたが、全面茶色の車両だった。線路は関西本線とは違って電化されていた。動き出してすぐに乗ってよかったと思った。雰囲気が抜群なのだ。今までで見たことのない景色、どこか町全体が懐かしく忍者っぽい。田んぼの間に低層の瓦葺きの木造家屋が建ち並び、時折漆喰の壁が見えた。無理に町並みを整備したのではなく、昔の町並みが普通に残っていた。上野市で乗り換え。ここが町の中心のようだ。昭和の雰囲気をよく残していた。今度は忍者の目の車両に乗り込んだ。途中駅でよく人が乗ってきた。伊賀神戸に近づくにつれて客が増えた。消えゆくローカル線というよりは地元に愛されてる路線に見えた。伊賀神戸の駅は閑散としており、客はそのまま近鉄に乗り換えていった。よくわからないのだが、西にある名張に行くようだ。名張も私にとって謎が多い町だw。伊賀神戸を折り返すとほとんどの人が上野市で降りていった。ここの駅名は上野市だが、今は平成の大合併伊賀市になっている。昔私が隣の甲賀市に住んでいた頃、伊賀市長が一緒に忍者イベントをしようと言ってたが、伊賀市長が不祥事で逮捕かなんかされてたのを覚えている。その後ゆるキャラブームにあやかり「イガグリオ」という超絶インパクトキャラを発表していた。そんなことをあのときDさんと話したっけ。で、終点伊賀上野駅に到着。伊賀上野駅は町外れにあることに気づいた。鉄道忌避したのかな?今は伊賀神戸の方が活気があるけど、元々は伊賀上野から伊賀鉄道が伸びていった。そのとき近鉄はまだ伊賀神戸にはできていなかった。いろいろと不思議な歴史をたどっている路線だと思う。伊賀上野駅のJRは1時間1本。そして、その先亀山の接続が悪すぎて40分待ち。前もはまったことがある。これでは関西本線を使う人は多くないだろうな。
 またまた新所原でうなぎ。完全にやみつきになっている。天浜線ならどこかに桜が咲いてそうだけど、すごく眠かったのでパスした。
 静岡で電車が立ち往生した。線路内に人が倒れてるとのアナウンスとともに、警察がやってきて現場検証が始まった。電車からは何も見えず詳細は不明。ツイートが4件あって、向かいの建物から落ちてきたらしい?ツイートしてる人、多いなあ。
 今春の18きっぷはこれで終了。春は活発とは限らないのでよく頑張ったと思う。魅力的な路線から乗り潰しているので余りものばかりだったが、それでも初めての路線はインパクトがある。次はGW!