びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/01/03(日)祝「旅行9」

 佐賀0545スタート。乗り潰しと移動の両方。佐賀−諫早鳥栖−博多−博多南−博多−原田−桂川新飯塚田川後藤寺−金田−飯塚−行橋−下関−新山口−岩国−広島−西条。
 佐賀から諫早は昨日行けなかった長崎本線。復路の諫早から明るくなりだして、景色を楽しむことができた。この辺りは地図からもわかるように山と海岸が近く、線路はグネグネしてた。遠浅の有明海が灰色っぽい色をしていた。途中、みかん農家の叔母さんが住んでいる多良を初めて見たが、山の斜面にはやはりみかん畑が広がっていた。
 博多からは博多南線に乗った。ここは新幹線の基地への回送を利用して旅客を取り扱っている。在来線ではあるが、新幹線しか走っていないので特急料金が必要であり、18きっぷ適用範囲外である。乗車券特急券は往復で580円だった。九州新幹線開業時には廃止になるかもみたいな情報があったので、今回乗っておくことにした。WIKI情報では、1日の乗降客が10000人を超えているから非常に成績優秀である。新幹線のホームに並んでいると4両の「こだま」が入線してきた。走り出すと、高架から博多の町を見渡すことができた。これは気持ちがいい。わずか10分の旅だったが、長く感じられた。到着した博多南駅には駅ビルまで隣接していた。沿線の住民は増えているらしい。帰りの新幹線にはかなりの人が乗り込んでいた。これは完全に地元の足となっており、廃止はありえないだろう。
 昔、筑豊炭田関連の路線は複雑に入り組み、各地で算出する石炭を運んでいたが、閉山が相次いでからはそのほとんどの路線が廃止になってしまった。どことどこがどういう関係なのかとか全くわからなかったし、その歴史を見ても全然ピンとこなかった。あまり面白そうだとは思えなかったのだが、全国制覇を狙っている以上、いつかは通らなければいけない道であった。まずは廃止されそうなところから攻めることにした。
 原田から筑豊本線に乗り換え。時間がないのでダッシュしたら車両がいない。あれっと思ったら、1時間後だった。これは大ショック。新年に入ってからミスばかりしてる。ミス続きに正直へこんだよ。筑豊本線の原田と桂川の間は別名原田線といって、本数が極端に少ない。非電化のワンマン運転だったりする。いきなり山の中へ突入して、3000m級のトンネルでぶち抜いた。そういえば山越えの路線というのはどこも人気がないなあ。桂川で乗り換えて新飯塚まで。ここは電化されていて博多からの直通電車がバンバン走っている。新飯塚からは後藤寺線。非電化の単線。ここもまた本数が少ない。山の中をのんきに走っていった。途中、大きなセメント鉱山があった。
 田川後藤寺平成筑豊鉄道に乗り換え。平成筑豊鉄道は元国鉄糸田線伊田線田川線を地元自治体が引き受けたもの。乗り換え時間はわずか2分。階段をダッシュすると、運転士さんは乗客さんとしゃべっていた。フリーキップを1200円で購入。お客さんを全員乗せてから発車。多分、定刻を過ぎていただろうw。まずは田川後藤寺から金田までは糸田線だった。わずか15分程度の誰も乗りそうにない路線だった。ここの部分は廃止になっても不思議ではないような気がする。伊田線田川線は1本に繋がっている。こちらは糸田線に比べればお客さんは多かった。途中、未成線で有名な油須原駅を通った。すごい山奥だった。路盤跡を探したが、全然わからなかった。こんなとこの新線なんて受け取り拒否して当然だわ。筑豊は家がまばらでどこものんびりムードだった。寂れているというよりは、むしろ今の姿の方がしっくりくるかもしれない。
 これで本旅行でのアタックは全て終了した。後は千葉に帰るだけである。少なくとも新山口まで行けば、1日圏内であることがわかっている。いざとなれば新幹線だって使える。夜間を利用して行けるところまで行く作戦。行橋で乗る予定だった電車の1本前が遅れていて、ダッシュして乗ることができた。予定ではギリギリ広島までだったのだが、西条まで行くことができた。西条には常宿「東横イン」があり、明日の始発もここから出ている。西条着2336。ミスもあれば、ラッキーもある。