びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/01/01(金)祝「旅行7」

 博多−筑前前原−唐津西唐津伊万里−有田−伊万里佐世保−(市布)−長崎・・・長崎駅前−赤迫正覚寺下−築町−石橋−蛍茶屋長崎駅前−五島町。
 筑肥線は子供のころは博多と伊万里を結んでいたが、いつのまにか博多から姪浜の間が地下鉄に置換されていた。さらにWIKIよれば唐津付近も線形改良がなされたようで、今では姪浜唐津、山本と伊万里の2本の線に分断されている。地下鉄を走っていた電車が虹の松原のような見事な海岸沿いを走る状況はなんだかおかしかった。これで博多から唐津までは1時間ちょっとだったりする。首都圏の1時間圏内と比べれば距離感が違う。なぜこの玄界灘沿いが栄えていないのか不思議。もう一方の山本から伊万里までは寂れすぎ。本数も少なく客もいないので、やがて廃止になるかもしれない。
 伊万里からは松浦鉄道。元国鉄松浦線。フリーキップは2000円。伊万里駅は不思議な構造になっていた。普通、第三セクターになってもJRと同居してるもんだが、ここは道路を挟んで分断されていた。鉄道が町を二分していたので道路で繋げたとのこと。まずは有田駅へと行った。有田には有田焼カレー弁当があった。その存在をこないだまで知らなかったが。駅弁ナンバーワンになったそうだ。有田焼の器で1500円。暖めましょうかと言われて、乗り換え時間が迫っているので断った。伊万里へ折り返す電車の中で開封してみたら、暖めないと食べられないような感じ。伊万里駅ダッシュすると、駅の隣にコンビニがあったので、無理矢理暖めてもらった。伊万里のローソンありがとう。お味の方はとても美味だった。28種類のスパイスが入っているらしく、とても複雑で不思議な味わいだった。通販でも人気らしい。さて、松浦鉄道は景色がよいという評判だった。松浦付近ではリアス式海岸の高所を走っていて、遠くまで入り江が見渡せた。海は深い青色、山は緑、日光によく映えた。もっと宣伝していいのではないだろうか。終点佐世保駅手前では窮屈なスペースを高架で潜り抜けていた。良港というのはどこも地形が険しいものだ。
 佐世保駅では名物の佐世保バーガーの店ができたそうだが、正月なのに行列ができていたorz。乗り換えに間に合わなさそうなので、泣く泣く諦めた。けれど、明日もチャレンジする予定。佐世保からは大村湾に沿って進んだ。ここもまた海がきれいだった。長崎は海がきれいだ。諫早からはほぼ満員。長崎本線のバイパスを抜けて、終着駅長崎に到着した。16時だった。
 長崎は鬼門の町だ。98年に大学友人Uと車で来た際、一方通行を逆走して捕まった。年が明けるわずか10分前の出来事だった。とにかくタクシーが迷うくらい一方通行が多い。山ばかりで平地がなく。車の天敵である市電が走ってる。印象はどこよりも悪かった。似たような地形の函館は大好きなのに。
 せっかくここまで来たので市電を乗りつぶすことにした。フリーきっぷを購入して乗り込むと満員。市電の乗りつぶしは初めてだったが、乗ってるうちにアホらしくなってきた。結局、どこを走ってるのかよくわからないし、バスとほとんど同じ。意地で乗りつぶしたけど、最後は停留所でブルブル震えていた。外は寒すぎた。
 宿は「東横イン」。長崎の海鮮を味わいたかったが、飲み屋は正月なので開いてる保証はないし、開いててもそもそも猟師さんは休みだろうし、なによりも歩き回るには寒すぎた。近くの「日本海庄や」で妥協。結果、チェーン系に期待した自分がアホだった。おとなしくリンガーハットに行けばよかった。正月早々自分に腹立たしくて、ついでにカップラーメンも逝った。長崎はやはり鬼門だ。今年の目標は「克己心」にしようと思うくらい。